ワークスに一緒に出向に来ていたメンバーに関西のウサギさん・コンシューマソフトウェアという会社から来たメンバーが6人ほどいた。
実は僕の後輩の前職もこのウサギさんソ フ トだったんだけれども、この会社のすごいところは毎月の給与が3万円だったことである。たいていのメンバーは1年たらずでやめていくらしいが、2年勤めた 強力な(給与5万円の)先輩の圧政に苦しんで、みんな積極的に出向にでたがるらしい。このメンバ−6人には横浜での住居もあてがわれていたが2LDKの ウィークリーマンション1部屋に6人が突っ込まれていた。タコ部屋である。なんでも社長の借金がすごくてみんなで返しているらしい、関西での住処はルーム シェアらしかった。それでも技術はそれなりに高く、ハードウェア周りの知識もそれなりにありこの悪環境の中で知見を深めたことに驚かされる。 
 

こ の人たちの手取りを考えてみる。社会保険等はなく、個人で健康保険を払っていたらしい。交通費もなく家に帰れない状況で途方にくれて退職を決意した、と後 輩はいっていたのでおそらく交通費もない。勘定科目をどのような名目で計上していたか知らないが、おそらく原価は多くても5万円程度だろう。そうすると、 ウサギさんの粗利は55万円となる、すごい!6人来ているので1ヶ月に330万円の粗利!!!

半年続けると実に2000万円弱の利益にな る。せめて一人ずつ部屋を借りてやれよ・・・。一体どうやって技術者をだまくらかしてそんな会社を作り出せたのか社長にインタビューしてみたくなる。この 方法だと3ヶ月でオバキューの目的を達成できてしまう。しかし人はどんどん辞めていくが、逆に言うといなくなるので変なあとくされもない。これで労基署が活躍できてないことも不思議だが、こういうビジネスにはみなさんくれぐれもお気をつけください。この会社はまだあるよ。