UnrealEngineではWindowsで作ったアプリを簡単にiPhoneへ出力することができる、らしいが、やってみると、UnrealEngineによらないプロビジョニングファイルとか証明書とかの準備でひたすらつまずいたのでメモっていきます。

手順をざっくりフローにするとこんな感じになる。上から順に矢印をたどっていくことで最終的にiPhoneでの起動にたどり着くのだけれども、見ての通りとっても複雑だ。

flow
 

とりあえず問題が色々ある
ひととおり試行錯誤してみてつまずいたのがこの辺りだった。
 

1・UE4で読み込ませるプロビジョニングファイル(Pファイル)がない

2・PファイルをUEに読み込ませてもNo Validとなって有効にならない

3・Certificationファイルを読み込ませても(*.cer)がNo Valid

4・そもそも*.cer以下、Cファイル)ファイルがない

5・Cファイルと一緒に求められるKeyファイルがない

6・Cファイルが有効なキーとペアにならない

7・MACiPhoneに転送しようと思うとコンパイルでフリーズする

8・承認ファイルがなくてiOS向けのパッケージングができない

9・UE4-Game-info.plistがない

10・UDIDってどうやって取得するのか?


これらの問題は申請書と一緒に生成されるべきキーファイルが一致してないとか、Appleでの登録情報とアプリでの設定の不一致だったり、そもそもUEで用意されてるはずのファイルが無かったりで、ひとえにこれが問題である、と断定できないので、1つずつ確実に処理していきます。最終的にはCER、KEY、MOBILEPROVITIONINGの3点が揃えばうまく動きます。

以降の解説ではWindowsのみで進行します。iTunesが必要になります。私のやり方ではApple MemberShipに加入する必要があります($99)、アンリアルエンジンのバージョンは4.13201610月20日時点での情報です。


UnrealEngine4のアプリをiOSで動かす(1) 問題
UnrealEngine4のアプリをiOSで動かす(2) 概要
UnrealEngine4のアプリをiOSで動かす(3) バンドルID
UnrealEngine4のアプリをiOSで動かす(4) 鍵と申請書
UnrealEngine4のアプリをiOSで動かす(5) 申請と承認書
UnrealEngine4のアプリをiOSで動かす(6) デバイス登録とプロビジョニング
UnrealEngine4のアプリをiOSで動かす(7) UE4とiPhoneへの転送設定